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犯したばかりの白い肌を見下ろして、邑伺は満足気に息を吐いた。
熱などまるでなさそうな陶器のように青白い肌は、
触れれば指先を溶かしそうな程に熱い。
ほら、起きぃや。
そう口中で小さく呟くと白い肌を撫で上げて、未だ繋がった侭の腰を揺らす。
青い瞳が虚ろに開かれ視線が合うと動きを止めて、
口づけをし過ぎて赤く晴れた唇をまた塞いでやった。
優しく口内を犯して、腰の抽挿を再開する。
「んっ……ふ、ぁ」
イイ所を擦ってやる度に塞いだ唇が漏らす声が、
絡めた舌から脳へと浸食していく。
縋ってくる手が首筋を弄って、脊髄をゾクゾクとした感覚が這い上がる。
今自分の腹の下で喘いでいるのが、生意気で可愛げのないようなクソガキでも、
肌の相性がいいのは確かだ。
その上覚えたてのくせに無駄に艶めかしさを増すものだからここ数日、
連日連夜、抱いて抱かれてを繰り返していた。
七尾は飲み込みが早いとは言っても、未だ抱かせてやってもそれだけでこちらがイける程の技量は伴わない為、幾度か勝手に果てさせてやったあと、こうして抱きなおしている。
少しでも動きを止めれば、貪欲に快楽を求める七尾は自ら腰を動かしてせがんで来る。
バージンを奪ってやった時から、少しの羞恥も見せず演技でもなしに、
ただひたすら快楽に溺れる七尾に煽られて己が感じる快楽も増していくようだった。
酔いきった瞳で見あげてくるのが、この時ばかりは可愛らしく感ぜられる。
ハッハッと犬のように浅い呼吸を繰り返して、閉じることも忘れたらしい口の端から零れる雫をなめとってやると、掠れた声で「もっと…」と誘うので、腰を激しく打ち付けてやった。
「んんぁ…っは、ゆう、しっ、邑伺っ」
「…っ、七尾……っ」
普段は憎まれ口しか叩かない唇が、甘い熱を孕んで耳朶を打って、
今宵三度目の欲望を七尾の中に注ぎ込んだ。
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